
毎年 11月第1週の週末(金土日)、ソウル広場にて、キムジャンをテーマにした「ソウルキムジャン文化祝祭」が開催されます。(英語だと「ソウルキムチフェスティバル」)
今年(2017年)は、11月3日(金)~5日(日)に行われました。その時の様子をレポートしつつ、ご紹介してまいります!
この祝祭は何と言っても、大規模なキムジャン(キムチ漬け)がメイン。
自治体、企業、外国人等のボランティアが、事前申し込みで参加します。2017年の参加者は、約5000名とのこと。
ソウル市庁舎(後ろ側のガラス張りの建物。手前は図書館)の前にメインステージが設けられ、各種公演とともに 賑やかな雰囲気の中でキムジャンが行われます♪
みんな一生懸命、白菜の葉の間に ヤンニョムジャン(キムチの味を出す具)を挟み込んでいます。
ボランティアなので、自分自身は持ち帰ることが出来ません。キムチはここで箱詰めまでされて、施設などに配送されます。
~実は毎年、広場の特設会場で、別個に「外国人の為のキムジャン」も行われているんですね。
やはり オンラインで事前申し込みが必要ですが、こちらは文化体験が目的で 有料(3000W程度)。1人に白菜4分の1株が割り当てられて、説明を聞いた後に、自分の分だけ漬けて、お持ち帰りが出来ます。
去年(2016年)は、私もお友達と参加しました!
ずしっと重くしっかりしたガラス容器付き。(これだけでも3000Wでは買えません←せこい?)エプロンと三角巾も、記念品としてもらえましたよ。
会場のテントが赤いので、写真が赤くなってしまいました(^^;)
さて。
こちらはまた今年です。
去年は “キムジャンを体験した~” っていうことで終わってしまったので、今年は、祝祭の様子をいろいろ見て回ろうと思っていました。
こちら 「キムジャンカン1」では、招かれたキムジャン名人さんが、実際にデモンストレーションをしている所。
韓国アジュンマ(おばさん)たちが 熱心に聞き入っています
すぐ横に こんなフォトスポットも
そしてこちらは「キムジャンカン2」。最初ピンと来なかったけど、土に埋まったカメの形なんですね~これ。
中には いろいろな展示物がありました^^
昔ながらのキムジャンの様子
今や外国でもキムチが広く受け入れられて、独自のキムチフードが作られているとの紹介。アメリカのキムチ&ラーメンバーガー、フランスのキムチボール等々…
キムチの保存法、今昔
1984年製のキムチ冷蔵庫(実物)。更にその横には、今風の大きな両開きのキムチ冷蔵庫も置かれていました。
「私にとってキムチとは」というテーマで 一言書くコーナー。“キムチ無しには生きられない” “キムチマンドゥクッがいいです”…等 思い思いに。
これ、フォトスポットです
キムジャンカン2の方には、他にも、各種キムチやキムチ商品の展示も有り。日本人の方も来ておられましたが、日本語の説明が無いのが残念だったかな。
展示の他にも「外国人のキムジャン」と「シェフのキムジャン」の会場もこちらになっていました。
ところで。
「ソウルキムジャン文化祝祭」は ソウル広場でキムチ漬けや公演が行われるだけでなく、市庁舎すぐ横の道路(무교로、ムギョロ)も通行止めになって いろいろな店が出ています。
売られているのは主に 唐辛子の粉、塩辛(具に必要)など、キムジャンに必要な材料たち。
こちらは、天日干しの塩です
キムチ店舗からの出店も。こうやって店頭で漬けているのでいいにおい~ 味見も出来ます。
「今年も祝祭に来たという記念に」と思い、キムチ買ってしまいました。祝祭特別価格1kg 6000Wのところを、更に5000Wにまけてくれましたよ!
この頃は どこの祝祭でもフードトラックを 本当によく見ます。キムチとは関係無いですが、ハンバーガーやチキン屋が出店。
11月に入ったので、ピョンチャン冬季オリンピック開催まで あと100日を切りました。
オリンピックはあっても無くても、キムジャンだけは毎年せねばっ?!
2013年に、ユネスコの人類無形文化遺産に登録されたキムジャン。この祝祭は、2014年から行われています。
😉 ソウル広場の場所は→ こちら です。
でも本来のキムジャンは、“立冬”を過ぎ、気温がぐっと冷え込んで来た頃に行われるものなんですよね。
・・・と言うことは
まさしくこれからが キムジャンのシーズン!なのです(*^-^*)b
この時期は、スーパーや市場に 白菜やキムジャン材料がたくさん並びますし、もしかしたら地域や店でキムチを漬けている場面に出会えるかも知れません。
寒くなるこんな時期だからこその風物詩に 触れられるといいですね♪(ちなみに 紅葉もまだ綺麗です♥)
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