
韓国ソウルで、市の政策として普及に取り組んでいるレンタル自転車「タルンイ(따릉이)」!外国人観光客でも、安い料金でとても簡単に利用することができますよ!
タルンイの無人貸出所(駐輪場)は、地下鉄駅やバス停近くなど、市民の生活に便利なスポット、ソウル市内 1528ヶ所(2019年3月現在)に点在しています。もちろん、旅行者にとっても嬉しいポイント!
前回は、実際に借りる前までに必要な準備(決済&貸与番号取得)をお話ししました。今回は利用レポですー!どうぞ参考にして下さいね。
<目 次>
タルンイを貸与所で借りる方法
1.「ソウル自転車タルンイ」のホームページか、アプリを開きます。
開く時いつも↓こんなメッセージが出て来るのですが「自分の位置(現在地)探しをしますか」という内容です。
このサービスが必要なら右の「確認(확인)」、不要なら左の「取消(취소)」をタップします。が…
結局「確認」でも「取消」でも、最初のページは↓このように出て来ました。(ソウル市庁周辺の地図)
地図上のメッセージは「会員ログインして下さい」という内容なので、無視し続けて大丈夫です。
で、この画面、「日本語」に切り替えることができません。
右上の「韓国語⇔英語」では、メニューやログイン案内だけ英語に替わりました。“地図が英語に替われば良いのに~” ですよね!
今自分がいる位置も示されていないので、貸与所探しは、日本語か英語の地図と照らし合わせるしかなさそうです。
2.利用する貸出所を決めます。
貸与所は、地図を指で動かしながら探すのが一番良いと思います。(検索で探すのは却って難しい)
地図上に、貸出所のある位置が、現時点で利用可能な台数別に、色分けされて示されています。
グレー:0台
赤:1~3台
黄:4~6台
緑:7台以上
黒:臨時閉鎖
それぞれタップすると「実際の台数」が出て来ました。(3, 11など)
あと、前もって目的地のエリアの方も、貸与所の位置を確認しておくといいですね。
決まったら、貸与所に向かいましょう!
貸与所は↓こんな感じで、それぞれに「貸与所番号」と「貸与所名」が付いています。
「130. 新村駅(2号線)7番出口前」
1台ずつ、専用の据置台にワイヤでつながれています。ワイヤの先端は「ロック装置」付き。
3.まずは、自転車の状態をチェック!
チェックポイントは、ブレーキ・ベル・チェーン・タイヤ・サドルの固定状態・車体のゆがみなどです。
ここで簡単に、部分を見てみますね。
【サドル】硬めです。長く乗ってるとお尻が痛い!?
高さ調節できます。安全に走れる、自分に合った高さにしましょう。
【カゴ】見た目は小さく感じましたが、この日背負っていたリュックを入れることができました。落下防止のためゴム(2本)を掛けます。
【ベル】左ハンドルに付いてます。
【ギア】右ハンドルにあります。1(軽い)~3(重い)の3段階。
走っている最中に、ボコボコくぼみのある部分を回すとチェンジできます。1はかなり楽で、街なかの坂ぐらいなら私でも問題なく走れましたよ。
【端末】貸与番号を入力するのはここです。
【据置台との結合部分】端末機の右側にあります。
【臨時駐輪用ワイヤ】端末機の左側にくるくる巻きつけられている、白いワイヤー。
利用時は、前方のワイヤ先端部分(ロック装置)を引き抜いてワイヤを伸ばし、またここに差し込めばOK!
解除時は、端末機に「貸与番号」を入力します。
3.借りる自転車の端末に「貸与番号」を入力します。
①まず、端末下部にある「電源」を入れます。結構ギュッと押す感じ。
②画面の上、「貸与番号入力」をタッチ。(下は「貸与カード利用」)
画像出所:ソウル自転車タルンイHP
③「貸与番号」8ケタを入力します。
2つに分けて入力しますが、前の4ケタを入力すると自動的に、後の4ケタを入力するように変ります。
→入力し始める前に時間切れだと「自動返却」になってしまうので、番号は予め準備しておきましょう。(10秒ぐらい?あまり早くて私はやり直しました>.<)
→でも、もう一度初めからやり直せば大丈夫です!
④貸与番号入力後10秒以内に、端末の右側にあるロックを解除します。
これで自転車がつながれていたワイヤがはずれて、使用可能になります!
→万一時間切れになってしまったら、もう一度最初からやり直して下さいね。
タルンイレンタル時の注意点
タルンイを借りる時の、もう少し詳しい注意事項をあげておきますね。
※最初の貸出し時点を基準に、24時間以内なら何度でも利用可能です。
※ただし、購入した利用券の一回の時間制限は守る必要があります。(1時間または2時間)
※利用券を一度利用したら、いかなる理由があっても払い戻しされません。
※交通規則を守って利用すること。
※飲酒後、利用することは道路交通法違反になり罰せられます。
※走行中、携帯電話(スマホ)を操作することは禁止。
※貸与所以外の場所に駐輪する場合には、盗難にあわないよう、車体左側のワイヤを使って対象物につないで下さい。
→解除時は、貸与番号を入力します。
※走行中はヘルメット着用が呼びかけられています。が…現地人でもかぶっている人、私は見たことありません…。
タルンイを貸与所に返す方法
タルンイは、市内のどの貸与所に返却しても構いません。(借りた所以外に返してもOK!)
貸出所の場所は、タルンイホームページかアプリで見て下さいね!(「借りる方法」参照)
1.貸与所の空いた据置台に、タイヤを入れて自転車をとめます。
2.据置台から出ているワイヤを伸ばし、ロック装置を自転車に結合すれば、返却完了!
返却が正常に完了すると、端末に「返却が完了しました」と表示され、音声も出ます。
外なので、光の加減や周りの音で、見えにくい・聞こえにくい場合があると思いますが、ここはしっかり確認して下さいね!
そうでないと返却していないことになって、追加料金が加算されてしまいます。
私は何も反応がないのでおかしいなと思って、もう一度ぐっと奥まで押し込んだら出て来ました。
タルンイ返却時の注意点
以下、タルンイを返す時の注意事項です。
※万が一、据置台が全部埋まってしまっていた場合には、以下のようにします。
①貸与所の 一番左側 にとめられている自転車の左横にとめます。
②横の自転車の「臨時駐輪用ワイヤ」を伸ばして先端(ロック装置)を
③自分の自転車の「据置台のロック装置挿入部」に挿入 します。
④これで「返却完了」となり、端末に表示と音声が出て来ます!
※いかなる場合も、万一「返却完了」メッセージが表示されない場合は、1599-0120まで。(局番不要、7:00~22:00)
※既定の時間内(1時間または2時間)に一度返却さえすれば、そこからすぐに再レンタル可能です!
※再レンタルは、必ずしも、返却した所からしなければいけない訳ではありません。
(返却後→地下鉄で移動→再レンタル等も、24時間以内ならOK)
この日私は行き帰り共、違う場所から乗って違う場所に返しました。
※最後に返却した時点で、24時間を超えないように注意して下さいね!
タルンイに実際に乗ってみての感想
ソウル市のレンタル自転車「タルンイ」、借り方も返し方もとても簡単でした。
これなら地下鉄で数駅ぐらいの移動なら、私でも往復利用可能だし、お得だな~って思いました。(往復の料金要らないですしね)
ただ今回「1時間ごとの返却」(1000W)利用券を購入したんですが、実際に街なかを走ってみると…
自転車専用路は少なく、ほとんど歩道を走るので、まず、歩道自体が狭いしボコボコゆがんでいて走りにくいことと、
スマホを見たり、荷物を下げたり、横に広がって歩いたり…の歩行者を避けながらなので、そうスイスイと走ることはできませんでした^^;
(というか…安全のためにと思うと、何度も停まっちゃいました>.<)
信号待ちや、上り坂もあったし。バスで10~15分ぐらいの場所に向かったんですけど、“けっこう1時間て短いなぁ” という印象でしたね。
道沿いに貸出所が何ヶ所かあり、大事をとって、予定していた場所より手前で時間内に返しました。
あと情報としては、この頃よくタルンイを利用しているソウル住みの友達がいるんですが、彼女曰く、
出退勤の時間帯や、遅い時間に繁華街から家に帰ろうとすると、貸出所に自転車が一つも無いなんてこともあるそうですよ。
旅行で来られた時にタルンイを利用されるのであれば、私のオススメとしては、
街なかの交通手段としてでももちろん良いですし(地下鉄路線からはずれる場所等バス代わりとか)、
または移動目的ではなくて、漢江沿い(自転車専用路)をサイクリングするのも気持ち良さそう!
いずれにしても、安全には充分気を付けてご利用くださいね(*^-^*)v
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